堺気功のひろば

堺気功のひろばのブログです

美容師さんに来てもらいました


もう15年以上前のことです。
何の理由もなく、ある日突然、美容院が緊張する場所になってしまい、通えなくなりました。
仕方なく自分でヘアカット用のはさみを購入して、友達に切ってもらうようになりました。いろいろな人に頼みました。
ただ髪型には注文することはないのですが、丁寧にじっくりカットしてくれるタイプの人だと、友達でもだめなときがあることがわかりました。
そこで、会社の同僚でバサバサと思いきりよく切ってくれる人に落ち着いて、髪型も気に入っていました。ここ10年ほど三か月に一回程度お願いしていました。
ところが、その方が退職されてさあ困った。

困った話をあちこちで喋りまくっていたら、話してみるものですね、ボランティアで月一回行っている作業所の職員から、出張美容師というのがあるから連絡してみたらと教えてもらったのです。
障がい者や引きこもりの人など、美容室を使いにくい人たちのために、大阪府内に出張してくれるということ。さっそくホームページで見て、女性というのを確認して、電話予約しました。

当日、あまり長く髪を触られるとだめだという話をすると、本当に髪にさわられているのも気づかないほど軽やかに、パパッと髪もすいて、短い時間に満足する仕上がりとなりました。
駅からだいぶ歩く我が家なのに、交通費は実費だけで、とてもリーズナブルな料金、これでいいのかと思うほど。
感謝の気持ちでいっぱいです。
                  道子

真庭市場

夏の終わりに、高槻の真庭市場というのを知りました。高槻中心部のアーケードの商店街を一本入ったところにある、岡山県の農産物を販売するお店。
はじめに入ったときは、閉店間際だったため、ほとんど品物はなく、半額になっていたなすだけ買いました。
今回は午前中にお店に寄ると、農産物がたくさん置いてありました。
収穫の秋だけあって、さまざまな種類のブドウ、柿をはじめ、葉物野菜、生花、農産物加工品が並んでいて、レジ前には人が列をつくっているほどです。珍しい野菜を前にお客さんと店の人で調理の仕方などやり取りがあるのも、いい感じ。

私はこの日、見るからに新鮮なキャベツ、赤大根を買い、使い切ってしまった番茶を探しました。岡山産の番茶が4種類も。迷った末、葉がチリチリと縮れた「山の番茶」というのにしてみました。

帰ってからさっそく赤大根は薄切りにスライスして、甘酢に漬けました。番茶は香りが立っておいしく感じます。
遠くの道の駅まで行かなくても、季節の農産物が手ごろな価格で手に入り、この辺では見かけないものもあるので、リピーターになりそうです。

                    道子

居ながらにして

京都の近くに引っ越して、もうすぐ1年。
暑い夏は避けて、春と秋には泊り客も、食事をしに来る人も多く訪れるようになりました。

この秋は20代に東京で出会った、いまは新潟に住む友だちが4泊して、そのうち二日は一緒に京都・大原などを回りました。
今年、第二の職も勤め上げて退職したばかりで、やりたいことがいっぱいの人でした。

来月11月には東京から友達が泊まりに来ます。子供が小さいころ一緒に共同保育所を立ち上げた仲間です。定年まで仕事した後は、ヘルパーになり、自転車で走り回っています。
私自身はまとまった休みが取れないので、訪ねていくより、来てもらうことが多く、その機会を逃さず、京都散策に一緒に出かけます。
みんな年を重ねてますます元気で、刺激されるばかり。

そして週末ともなると、かわるがわるに大阪近辺の友達が一品持って訪ねてきて、よもやま話で盛り上がります。我が家で初めて会った人同士も仲良くなって、またの再会を約束して帰ったり、一泊したり。
私はどこにも出かけることなく、居ながらにして、おいしいものや面白い話がやってきます。
                 道子





              大原で咲いていたホトトギス

お茶がおいしくなって

夏でも冷たい飲み物は飲めません。お腹にすとんと入りすぎて、おいしいと思えないので。麦茶は作らないし、牛乳もなし。水も常温で飲んでいます。
結局、朝は温かい紅茶、昼は煎茶とか番茶、夜は中国茶系統が多くなります。合間に柿の葉茶やびわの葉茶が入り、二日に一回ぐらいコーヒーも飲みます。西洋のハーブティーは、頂き物があれば飲む程度。買い求めるほど、好きではないかな。

それぞれのお茶に合わせて、ポットや急須を変えてみるのも、楽しみの一つ。緑茶は父の残した朱泥の急須、中国茶は台湾で買った急須。紅茶は胴が膨らんだポットといった具合です。
でも、どれも手ごろな価格のものばかり。


先日、家の片づけをはじめた人から、趣味で集めた備前焼をもらってほしいという、素晴らしい話があり、友達と見に行きました。立派な花器は置く場所も、活けるセンスもないのでパス。
一緒に行った友達は、重厚なお茶碗に魅せられてそれを。
私はデザイン的には場所をとりそうな急須をいただきました。

翌日、いつもの朝の紅茶をこの備前の急須でいれてみました。びっくり!昨日と同じ紅茶の葉とはとても思えないおいしさ。それでは、緑茶ではと試してみると、これもまたまろやかな味に変身しているではありませんか。
今まで備前焼なんて、高いだけだろうと思い込んでいた私。こんなにも味を左右するとは思いもよりませんでした。
どちらかというと、雑で不注意な私。あとは壊さないように、大事に使いたいものです。
             道子

80代のパワー

2,3年前、ふと気づくと、気功教室の参加者がほとんど私より年下になっていました。始めたころは年上の方が多かったのに、十年近くやっているとこうなるのだなあと思ったものでした。
そして私はさらに年を取り、今では一番年長になったのか?というと、これが違うのでした。

昨年ぐらいから、入会してくる方に80歳代の人が増えてきて、今ではどの教室にも当たり前のように一人、二人といらっしゃいます。
皆さん「無理しないように・・・」という私の声かけもなんのその、楽々と他の人と同じメニューをこなして、終わると「ああ、さっぱりした!」と言って教室をあとにします。同じ時に入会した60代はじめの人が、「気功って意外ときつい。あれから足が筋肉痛になりました」と言っているのに、「少し動き足りないです」とニコニコ。

気功教室への入会理由を聞いてまたびっくり。プールで肩を痛めたので。とおっしゃるので、水中ウオーキングがきつくなったのかなと思うと、「バタフライのしすぎで」とのこと。そのお年でバタフライですか。
お元気です。80代の方。いい具合に力が抜けているので、気功もなんということはないのでしょう。元気な人生の先輩方を前にして、私など年取ったなどと、うっかり口に出すわけにはいきません。         道子.



ベランダで収穫した子カブ。葉も実もみそ汁の具に 

今年の6月は

もうすぐ7月。この6月はいつになく、ゆっくり過ぎていきました。
このところ、あっという間に、もうひと月たったと思うことが多かったので、なんとなく得した気分です。
振り返ると、今月は単調な毎日ではなく、いろんなことをしたり、見たり、聞いたりしていたように思います。
というより、いつもの月より、自分が注意深く過ごせただけかもしれません。

教室でのメンバーの話に触発されたり、本の著者の顔を見てみたいという理由で行った講演会の中身が意外と濃かったり、最後に少しだけする気功のために参加したグループワークが思いがけず、自分を振り返る機会になったりしました。

そんなあれこれを思い出しながら、遠くに住む友だちに、休日の今日は、久しぶりに手紙を書きました。
                        道子

再会して・・・禅密を

学生時代の東京に住むともだちから、本当に久しぶりに「甥の結婚式で京都に行く」というメールが来て、一泊だけうちに泊まってもらいました。
もう少しで、出会ってから50年になるという二人。東京、大阪と普段はたまにメールで連絡をとるぐらいで、長い間会っていません。
夕方駅まで迎えに行って、お互い白髪が増えたね、などと言いながら家に着き、夕食を共にしました。
そのあと、二人ともお酒はダメなので、何杯もお茶を飲みながら、話すこと話すこと。明け方4時過ぎに、やっとお開きになり布団へ。
翌日は私も夜しか仕事が入っていなかったので、10時過ぎに起きだして、私が「禅密がいい」と言ったのに影響されて、彼女も東京で禅密を教えている中国の先生に習っているというので、二人でセルフをかけてふりこと禅密をゆるりとしました。

若いころ、いろんなことを一緒にした友人と、またこうして禅密をするときがあるなんて、なんて素敵なことでしょう。終わってからまたその日の夕方までおしゃべりして、名残を惜しみながら別れました。
余韻がそのあともしばらく続いています。             道子



夏の日差しよけもかねて、朝顔と風船かずらを植えました。