堺気功のひろば

堺気功のひろばのブログです

筋トレ

最近、高齢者に対して筋トレが奨励されるようになったせいなのか、膝をいためたからその回りの筋肉をつけようという目的を持った筋トレより、テレビで見て体に良さそうだからやってみたという人が多い。特に気功教室に通い始めたばかりの人が、気功のゆるい動きでは筋肉が付かないのではと思って、家でスクワットをする、足上げをする、痩せようと自転車をやめて急にたくさん歩く、ということを自己流でやって、水がたまったり、かえってスジをいためたりする例を見聞きする。
気功は楽にゆるやかに動くだけだし、教えているわたしはというと、やせていて筋肉などついていないようにみえる。こうなると、筋トレに走りたくなる気持ちも分かる。
だが、体をこわす人を見て、最近はさすがにわたしも、こんな気功のゆっくりした簡単な動きでも、必要な筋肉はつくとしつこく言うようになった。

気功を長年していても、なかなか太らない。それでも、気功は腕を上に挙げたり、回したりする動作が多い。それで体重は相変わらず同じでも、ダンベルもしたこともないのに、気がついたら両腕とも力こぶができるようになった。気がついたときにはびっくりしたが、腕と同じようにたぶんからだの他の部分も筋肉が付いてきているのだと思う。
                            (道子)