交流の場をこれからも

大阪市では、表立って成果がはっきり分からない事業は、どんどん削られていっています。特に女性や障がい者に関わる事業は、以前橋下市政で大幅に予算が減りましたが、今年度はさらに減らされそうです。
私が１５年以上続けてきた精神障がい者社会復帰事業の中の気功も、風前の灯です。
１月２月ともしかしたら、このメンバーとの気功はこれが最後になるかもしれないと心してやっています。動くのかったるいなあと思いながらも、知った顔に会えるのでやってくる参加者たち。来てみれば、気功も結構楽しくて、終った後は、イライラした気分もなぜかすっきりして、というぐらいのことですが、私自身、のんびりペースでできる、このデイケアの場が好きです。

二年前にはほとんど期待していなかった保健師も、今では肩こりが楽になる、眼の疲れが取れる、こんなにゆるい動きなのに、ぎゅっと揉んでも良くならなかった痛みがとれる、と心待ちにしてくれています。

今後、気功がなくなり、今のような形で存続できなくなるかもしれません。
でも、これからも、メンバー同士が交流する場だけは、公的機関が提供し続けていって欲しいと願わずにはおられません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　道子