堺気功のひろば

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あくび呼吸で楽に

梅雨が明けました。暑い!しかも蒸し蒸し。
最近治療に来られる方、気功教室で不調を訴える方に共通しているのは、顎関節の緊張です。「毎日のように整骨院に通っているのに、首のこの辺の凝りがとれない」場所を見ると胸鎖乳突筋、耳の後ろから鎖骨に続く筋肉が張っています。「めまいがしてフラーっとする」手をさわると少しむくんでいます。「片側の首から頭の横の方まで痛む」耳の前後がカチカチです。

湿気で耳回りの水の流れが悪い、知らないうちに奥歯を噛みしめてぐっと力を入れてしまっている、などから起きているように思えます。
これらに対してはなんといっても「あくび呼吸」が一番効きます。頭を後ろにあずけるようにして、ふわーっとだんだん口を大きく開けてあくびにしていきます。ふーっとゆるめて頭を前にぶら下げます。繰り返していると口も開くようになりますが、3回もすると首がゆるんでブラーんと大きくぶら下がるようになります。
この呼吸をしてずいぶん楽になったとみなさんに言われます。

天野先生も今の時期、頭に上がった気を下げるのに、あくび呼吸をすすめておられました。実際には、頭部活点のてあて、みぞおちをゆるめる呼吸も合わせてするともっといいです。                   道子