堺気功のひろば

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わらべうたと気功

自宅を開放して、こども文庫を開いている友だちがいる。地域で孤立しがちな若い母子に絵本を読んだり、時には自宅の庭に植えたさつまいも掘りを一緒に楽しんだりしている。
彼女は、長い間図書館で仕事をして、その中で絵本や児童文学に広い知識を持つようになった。仕事のかたわら興味のおもむくまま絵本の読み聞かせの活動や昔話の語り、わらべうた、さらに地域の民話を発掘して、仲間たちと絵本や本を出版するなど知識を実践のなかで深めていった。

そして、退職。見ていたら、仕事をしていたとき以上に多忙な毎日だ。
小学校や保育園での絵本の読み聞かせはもちろん、認知症の高齢者施設でも定期的に絵本を読み、交流をしている。
話を聞いていると、単なる読み聞かせをこえて、彼女独自の演出による一人舞台のようだ。

その友だちと時々一緒に気功をしているのだが、それもあっという間に、パフォーマンスのなかに組み込まれてしまった。こどもたちがお話に飽きてざわついてくると、そうとは言わずにわらべうたに合わせて、こどもたちと気功をするという。
先日会ったとき、「どんなふうにするの?」と聞いたら、ここでお見せできないのが残念なくらい次々とやってみせてくれた。うたに合わせてのびをしたり、頭部活点をコンコンしたり、波のようにゆれたり・・・。
気功のゆったりした動きとのんびり歌うわらべうたが素敵にマッチして、大人でも気持ちが明るく愉快になる。                   道子