堺気功のひろば

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高齢者と気功

昨年に引き続き、大阪の南にある障害者会館で気功講座をした。同じ敷地に養護老人ホーム、ヘルパーステーション、身体・知的・精神障がい者の施設がある。参加者もそれぞれの施設から集まった人々とヘルパー派遣先の高齢者で、車いすの方も何人かいて、介助者を含めると30人ぐらい。

事前に主催者から「座ってできる気功を」と要望があり、気功協会から「心がおちつく やさしい気功」のパンフレットを30部わけてもらっていった。
まずは指を組んでの手首回し、ぱらぱらと手首を振ることからはじまって、手首から肘からふんわり回して、交互肩回しで肩まわりもほぐす。
今の時季は毒出しの季節と説明して、化膿活点、肝蔵のてあて、みぞおち呼吸をする。
職員の中にはこのところの飲み過ぎで(まわりの人の弁)、自分で肝臓にさわっただけで「痛い!」という人も。

かがみの動作で体全体を動かしてから、いよいよパンフレットの内容に入る。かなり高齢の方が多いので、最初は動けるか心配したが、皆さん片手だけでも、動かせるところをゆっくりと動かして、ついてこられる。後半、ゆっくり手を広げてから自分をそっと抱きしめる。ほーっとした感じに広い会場が包まれる。
最後は立てるかたには、立ってもらってからだ全体をゆすって、少し目を覚ます。

帰りに「気持ちよかったことを 一つだけでいいので、やってみて下さいね」と「心がおちつく やさしい気功」のパンフレットを手渡す。「絵をみたらできる」とみなさんに好評だった。

                       道子