堺気功のひろば

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声を出して読む

先月、いつも通う図書館で、リサイクルブックフェアが開かれました。図書館で不要となった本や雑誌をひとり10冊まで、自由に持ち帰れます。
昨年はまだ読んだことのない小説や気になっていた新書をゲットして、ホクホクだったので、今年は会場の10時には着いていよう、と意気込んでいました。
ところが、何やかやしているうちに30分遅れて到着。
会場には昨年よりずっと人が多く、単行本や小説はほとんどない状態です。出遅れました。
仕方なく、新書版の大岡信折々のうた」と宮沢賢治の文庫本の詩集を持ち帰りました。


翌日あらためて本を手に取ったら、賢治の詩集は旧仮名遣いのままで読みづらく、つい声を出して読み上げていました。
なんかいい感じと思ったのか、翌日からも朝窓を開けたら、声を出して読むようになりました。

読めない漢字もあったりして、つかえながらですが、詩というのは音読したほうがずっと情景が広がることに気づきました。
ひばりが田畑のうえを飛んだり、木々が風に揺れるのを目に見ているように感じます。

音読は、私の新しい小さな習慣になりました。
                                道子