弱いところから削っていく

なくなるかもしれないと親しくしている保健師さんから言われたのは、秋も深まった頃でした。
それが本当になりました。今まで大阪市内の２４区で行われていた精神障がい者の社会復帰に向けてのデイケアプログラムに予算が数区のみしかつかなくなって、私が行っているうちの１カ所からは、その中に入らなかったと先日電話がありました。
他にも何カ所か気功しにいっている区がありますが、そこがどうなったかは、今月末から来月にかけて行ってみないとわかりません。プログラムの組み替えもそうなると当然あるでしょうし、気功がどのくらい残るでしょう。

もう１２年ぐらい続いている区もあって、私としても、もちろん残念ですが、こうして、ごく目立たない弱者への支援プログラムから真っ先に予算が削られていく大阪市のやり方には、憤ります。
弱者から、予算削減が始まっていって、大きなニュースになるパフォーマンスには、多少のお金をかけていく流れです。
秘密保護法が国会を通ったこととも共通して、選挙で私たちが目先の快いことばに惑わされない選択を続けていかないと、誰にとっても住みにくい町にますますなっていきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　道子