堺気功のひろば

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「治る力」を使う

天野先生の新刊「治る力」と「子どもの幸せのためにほんとうに大切なこと」の二冊が揃いました。
病気の時、本当に必要なことをぎゅっと詰めたような本とふんわり、じっくり語りかける親も子も育っていくための本。
どちらも、まず中身を見たくて、さーっと読んでから、改めて気になるところを開いています。

先に出た「治る力」について、天野先生は教室で、この本の中身は皆さんがもうすでに知っていることばかり書いてあります。その知っていることを必要に応じて、こんなふうに使うことができるというのをみてください、というようなことを言われました。
確かにこの本の中のひとつひとつは、気功に親しんでいない人でもできることばかり。それらを本にあるように組み合わせてやっていくと、その時一番よいてあてができるようになっています。

私の場合、本を読むだけだと、そのまま流していってしまいそうなので、やってみれるところを少しずつ教室で実際にしてみています。
今までの復習をしているようでもあり、一方で、このむしむしする今ごろの体調にもピタリと合うものがあって、教室の皆さんとたのしんでやっています。
からだの中に水気がたまって、重だるいようなときには、泌尿器系の調整を。
暑くて息苦しい、胸がドキドキするという訴えがあるときには、呼吸器系の動きや手当をしたりといったふうです。

病を得たとき、入院するときにももちろん役立ちますが、普段からちょっと不調なときに、ああこれこれと思いたって本を開いて、てあてしたり、気持ちがどうにも落ち込んだときに、少し動いて流れを変えてみるのに使ったり、折にふれて使いこなしておくと、いざというときにもあわてず、役に立つと思います。
                      道子