堺気功のひろば

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紅型展行ってきました

先週末、大阪市立美術館で開催中の紅型(びんがた)を見に行った。
ちょうど、激しい雷とともに局地的な大雨が大阪の中心部をおそったあとだった。まだポツポツと雨が降る中たどり着いた。そのせいか、中の人はまばらで、ゆっくり鑑賞できた。

布好きの私は、感動の連続。表の色彩豊かな布に、裏にもまた別系統の極彩色が重ねられ、裏生地も表にまたのぞくしつらえ。柄×柄でごてごてと野暮ったくなりそうで、そうではない。柄もどう見ても、コウモリとしか見えないのが飛んでいたり、春と秋冬の植物がいっぺんにひとつの着物の柄になっていたりで面白い。
大和ふうの着物と違って、沖縄の着物は布は幅広で身につけたら、からだを締め付けず、ゆったり着れそう。
ひとつひとつ、見入っていたら、閉館時間が迫ってくる。近くで見ると、もう一つぼやけていて色の組み合わせも変だなと思ったものが、対角線上の展示物のあたりから振り返ってみると、くっきり柄が浮き上がってしゃんと格好良かったりする。

満足して家に帰り、父が昔沖縄みやげに持って帰った額入りの紅型をふたたびながめてみる。             (道子)