堺気功のひろば

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気功と操体法

毎年、この時期は気功教室で操体法をしたくなる。今年も連休前後、いくつかの教室でやってみた。長く通ってこられている方は復習と思って聞いてもらうが、はじめての人のために説明からはいる。
実際に今年したのは「かかと伸ばし」「カエル足」と橋本先生が寝る前にしなさいといっている腹式呼吸。この3パターンをすると、腰を中心とした8方向の動きのバランスがとれる。

ある教室では、脱力したあと、すっかり眠り込んでしまった人もいるぐらい、気持ちいい。やりやすい方、気持ちよく動ける方にだけからだを動かして、腹式呼吸で脱力して、そのまま休むだけ。
からだの緊張もとれ、左右差もちょうど良くなって、休んでいるときに、ふわっと体中に心地よさがひろがる。

肩や首など、部分ごとの操体もあるが、基本の操体のやり方さえマスターしたら、沢山出ている操体法の本を見ながら応用が利く。
人に抵抗をかけてもらうと、その時からだが画期的に良くなったような気がして、治療者はついやりたくなる。しかし、私の経験上、それはまたすぐもとのからだにもどる。
一回であまり変化がなくても、毎日一回気長に基本の操体を自分で3か月ぐらい続けると、少しずつからだが変化して、もとの癖のあるからだにもどりにくくなる。また、ちょっとおかしいなと思ったら、自分自身で調整できる。そのほうが、ずっといい。

あまりからだに歪みなど感じていない人でも、内臓の働きが良くなって快食、快眠、快便、間違いなしだ。
気持ちいい動きを大事にするという原則は、気功ともとっても折り合いがいい。                    (道子)