ほんのちょっとしたこと

ほんのちょっとしたことだけれど、するとしないのとでは大違いということがある。人と人との関係でも、あのとき、ひとことことばを添えていたらと思うことは誰にでも心当たりがあるだろう。

からだのケアも同じだ。
昨年の１１月頃、高齢者にもできることを教えてといわれて、友だちに手指のほぐし方を教えた。年が明けてその友だちと再会。「教えてもらった指を丁寧に一本ずつこするというのがあったでしょ。若いお母さんでしもやけのせいで指が腫れて、台所道具を持つこともできないで困っていた人に教えたら、一週間それをしたら、腫れがすっかりひいて喜ばれた」と報告があった。「良かったね〜」と思いがけない効果に私もうれしくなる。

ほんの少しのことだけれど、知っている人がいて人に伝えて、受け取って実際にやってみる人がいると、辛かったことも変わってくる。　　　（道子）