堺気功のひろば

堺気功のひろばのブログです

ふりこのこと

私が普段やっている気功は、昔も今も「ふりこ」です。
気功を習い始めた頃は、仕事で腕をいためたときの名残がまだありました。
その頃、教室でいろいろ教わっても、家でひとりでできるのは、前後のふりこだけです。それを毎日ブラブラやり続けました。
そのうち、腕全体がだるい、重いという状態から、ここが痛い、おかしいというのが分かるようになり、それでも毎日ふりこをしていくと、すっかり腕の痛みやだるさがとれました。

それ以来、立っていて手持ちぶさたになると、知らないうちにぶらぶらしています。
腕が快調になった今、私が自分自身の体で、ふりこの偉大さを思うのは、具合が悪くなったとき。風邪気味、寝不足、胃の調子が悪い、そんなときに、いつものようにふりこをします。
調子よくない時というのは、自分の輪郭がぼやっとして、バラけたようになっています。それが、ふりこをすると、崩れかけていた自分のリズムがしっかりと刻まれてきて、バラバラの体が再びまとまっていくような感じがしてきます。
腕を振るだけですが、ふりこの動きは奥深い。       道子